【2026年】花粉飛散予測|いつから飛ぶ?飛散量は平年の1.3倍、早めの対策を
花粉症の方にとって気になる季節が近づいてきました。
ウェザーニュースが発表した「第三回花粉飛散予想」によると、2026年のスギ花粉は2月上旬から飛散が始まり、飛散量は全国平均で平年の約1.3倍に達する見込みです。
例年以上に早めの対策が重要となりそうです。
2月上旬から順次飛散開始
2026年の飛散開始時期は、西日本と東日本で平年並み、北日本ではやや遅くなる予想です。
具体的には、2月上旬に九州北部、静岡、関東南部で飛散が始まり、2月中旬には西日本・東日本の広い範囲へと広がる見通しとなっています。
また、本格飛散の時期は、スギ花粉が九州や東海、関東で2月中旬から、中国・四国や近畿では2月下旬からとなる見込みです。
3月中旬以降はスギ花粉の飛散が落ち着き、代わってヒノキ花粉の飛散が増えていきます。
そんな中、注目すべきは、すでに西日本や東日本の太平洋側を中心に「花粉を感じる」という報告が寄せられている点です。
本格的な飛散シーズンの前でも、少量のスギ花粉が飛び始めている可能性があります。
花粉に敏感な方は、本格的な飛散を待たず、今から注意しておくとよいでしょう。
飛散量は前年比118%、平年比128%
今年の飛散量は、全国平均で前年の約1.2倍(118%)、平年(2016〜2025年の平均)の約1.3倍(128%)と予測されています。
地域差も顕著で、特に注意が必要なのは東日本と北日本です。
前年の飛散量が少なかった北陸・長野、東北北部、北海道では前年比で大幅に増加する見込みで、秋田県では前年比6倍を超えるとの予測も出ています。
一方、2025年に記録的な大量飛散となった九州北部では、今年は半分程度に減少する地域もあるようです。
お住まいの地域の予測を確認しておくことをおすすめします。
猛暑が飛散量増加の原因
飛散量が平年を上回る主な原因は、2025年夏の猛暑にあります。
スギの雄花は夏の気温が高いほど生育が活発になる傾向があり、昨夏の高温によって全国的に雄花の生成量が増加しました。
ウェザーニュースが実施した雄花調査でも、東北北部や北海道を中心に「全体に雄花ができており、密度も高い」という報告の割合が前年より増えています。
今年は花粉の「当たり年」となる可能性が高いといえるでしょう。
地域別:花粉飛散カレンダー
お住まいの地域の飛散時期を確認して、対策のスケジュールを立てましょう。
スギ花粉の飛散時期(例年の傾向)
| 地域 | 飛散開始 | ピーク時期 | 飛散終了 |
|---|---|---|---|
| 九州 | 2月上旬 | 2月中旬~3月上旬 | 3月下旬 |
| 四国 | 2月上旬~中旬 | 2月下旬~3月中旬 | 3月下旬 |
| 中国地方 | 2月上旬~中旬 | 2月下旬~3月中旬 | 3月下旬 |
| 近畿 | 2月上旬~中旬 | 2月下旬~3月中旬 | 4月上旬 |
| 東海 | 2月上旬~中旬 | 2月中旬~3月中旬 | 4月上旬 |
| 関東 | 2月上旬~中旬 | 2月中旬~3月下旬 | 4月中旬 |
| 北陸・甲信 | 2月中旬~下旬 | 3月上旬~4月上旬 | 4月中旬 |
| 東北南部 | 2月下旬~3月上旬 | 3月中旬~4月上旬 | 4月下旬 |
| 東北北部 | 3月上旬~中旬 | 3月下旬~4月中旬 | 5月上旬 |
| 北海道 | - | - | - |
※北海道ではスギ花粉の飛散はほとんどありません。
(シラカバ花粉が4月下旬〜5月下旬に飛散)
ヒノキ花粉の飛散時期(例年の傾向)
| 地域 | 飛散開始 | ピーク時期 | 飛散終了 |
|---|---|---|---|
| 九州 | 3月上旬 | 3月下旬~4月上旬 | 4月下旬 |
| 四国 | 3月上旬~中旬 | 3月下旬~4月中旬 | 5月上旬 |
| 中国地方 | 3月上旬~中旬 | 3月下旬~4月中旬 | 5月上旬 |
| 近畿 | 3月中旬 | 3月下旬~4月下旬 | 5月中旬 |
| 東海 | 3月中旬 | 3月下旬~4月下旬 | 5月中旬 |
| 関東 | 3月中旬 | 4月上旬~5月上旬 | 5月下旬 |
| 北陸・甲信 | 3月下旬~4月上旬 | 4月中旬~5月上旬 | 5月下旬 |
| 東北南部 | 4月上旬~中旬 | 4月下旬~5月中旬 | 6月上旬 |
| 東北北部 | - | - | - |
| 北海道 | - | - | - |
※東北北部・北海道ではヒノキ花粉の飛散はほとんどありません。
カレンダーの見方
表を見ると、スギ花粉が終わる頃にヒノキ花粉が始まることがわかります。
多くの地域では2月から5月頃まで、ほぼ途切れることなく花粉が飛び続けるため、長期的な対策計画を立てておきましょう。
ちなみに今年は飛散量が多い予測のため、表の「飛散終了」時期より長引く可能性があります。
症状が続いている間は、無理せず対策を継続してください。
早めの「初期療法」で症状を軽減
花粉症対策として近年注目されているのが「初期療法」です。
これは花粉が本格的に飛散する1〜2週間前から抗ヒスタミン薬などの服用を始める方法です。
あらかじめ鼻粘膜の状態を整えておくことで、症状のピークを抑える効果が期待できます。
初期療法のポイントは、症状が出る前から治療を開始すること。
鼻の粘膜で炎症が本格化してから薬を飲み始めても効果が出にくいため、「まだ大丈夫」と思っている1月のうちに準備を始めることが大切です。
日常生活での対策も欠かせません。
外出時はマスクやメガネで花粉の侵入を防ぎ、帰宅後は玄関で衣服についた花粉を払い落としてから室内に入りましょう。
室内では空気清浄機を活用し、換気は花粉飛散の少ない深夜や早朝に短時間で行うのが効果的です。
2026年は全国的に飛散量が多い見込みで、花粉症の方にとってはつらい季節になりそうですが、適切な対策で症状を軽減することは十分可能です。
「症状が出てから」ではなく「飛散が始まる前」からの早めの準備で、つらい花粉シーズンを少しでも楽に乗り越えましょう。
参考文献
ウェザーニュース「花粉飛散予想 2月上旬にスギ花粉の飛散開始 飛散量は猛暑の影響で全国的に平年超え」(2026年1月14日)



